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12月, 2017の投稿を表示しています

久留米ボードゲームびより

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福岡県久留米市。 私の地元なのですが、日本のボードゲーム界では「ゾン噛ま」「マモノノ」「バイバイレミング」などの作品や輸入販売で有名な会社「ケンビル」さんがある街です。 ケンビルさんが運営するボードゲームショップ&プレイスペース「さいふる」さんが 今年の秋にオープンしたとのことで、遊びにいきました。 とても良いお店だったので記録に残しておきます。 西鉄久留米駅から歩いてすぐの所にある一番街という商店街。 私が子どもの頃は活気があったのですが、今は空き店舗が目立ちます。人通りも少ないです。 夏は土曜夜市とか行っていたのに寂しいなぁ。時代の流れ… さいふるさんは、アーケードの中を少し歩いて右に出て… ありました! 木の感じが素朴でおしゃれ。オープンから盛況でした! 一階がショップ、二階がプレイスペースになっています。 ちょっと珍しいゲームもケンビル和訳で売られていたりしました。(棚、アップで撮っておけばよかった…) ゲームを購入したらプレイスペース代の割引チケットがもらえます。 こちらは当日から使えるうえに、何枚でも併用可能だそうです。うれしい~! 私は一万円ぶんくらいゲームを購入したので、この日のプレイスペース代が無料になりました。 まだチケットが残っているので、年明けにもう一度伺おうと思います。 プレイスペースの利用料金はワンドリンク代込み。 ドリンクボトルキャップが名札になっていました!マーカーも兼ねられていい工夫ですね。 さいふるという店名、親近感あります。 ボードゲーム用語が書いてあります。 ふだんゲームをする人としない人が同じテーブルで遊ぶときに便利そう。こちらもいい工夫だなぁと思いました。(ゲーマーじゃんけん、ごく自然に行われていました) 店長のゴンさん(この日はお客さんとして来られていました)やケンビルの丸田さん、遠くから来られた他のお客さんと Seikatsu(生活)、狂気山脈、KIWETIN、TRUCK OFFを遊びました。どれも楽しかった〜! 小さいお子さんやご家族そろってのお客さんもいらっしゃいました。 明るくてきれいなスペースで、はじめてでも打ち解けやすい和やかな雰囲

タイル抜きも楽しい

決算賞与が出たのでついボードゲームをポチポチしてしまいました。 alea棚コンプリートの一歩としてグレンモアとか(言語依存が少ないから海外の友だちとも遊べてよいですね)。 一部のボードゲームは、購入後、厚紙状態のものからタイルやチップを抜くという作業がありますが、それも楽しい時間です。 さまざまな資源コマにタイルに点数チップにお金チップ…。 みなさんどうやって分けているのでしょうか。 プレイアビリティの意味を、遊びやすさ(手間のとらなさ)、IT用語で言えばユーザーインターフェースみたいな感じだと思っているのですが コンポーネント(内容物)の収納もそれに含まれると思います。 すぐにセットアップ(準備)して遊べるか、とか、コンポーネントが多い場合はテーブルに出す時に混ざったりわちゃわちゃしないか、とか…大事! コマやタイルはポリチャック袋に分けて入れることがほとんどだと思いますが、その数が多いと袋をいくつも開けないといけなくて大変。かと言って数種類のチップなどを同じ袋に入れてしまうと、出したあと選別が大変。 個人的な最強グッズは、蓋つきのピルケースと輪ゴムです。 箱のスペースに余裕があれば、蓋つきケースを使ってチップを収納。 これで蓋を開けるだけで遊べ、テーブル上でもトレイの代わりになります。移し替える手間いらず!仕切りがあるとなおよいです。 個人的な好み(手触りとか軽さとか)で無印良品の半透明のピアスケースを重宝しています。 輪ゴムは、タイルやカードを種類別に山にして置く必要があるときに便利。夏に溶けてくっつかないようにシリコン製のものを買っています。 あと、横長のポリチャック袋がセリアに売っていて、縦長は口が狭くて入れにくいので重宝していたのですが、最近見かけません。 初期セットと称して色別のプレイヤーコマ&マーカー&はじめから持っている金額ぶんのお金チップなどを分けておくのも、地味に好きです。

大喜利とボードゲームについて

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今年は大喜利をしている人たちと関わる機会が多くてありがたかったです。 まわりのボードゲーム仲間には 大喜利系ゲーム好きな人が 少なくて(や、案外いるかも。差し支えなければ申告ください)なかなか遊ぶ機会がなかったのですが 今年は大喜利勢の友達を家によんで何度か遊びました。 大喜利系ゲームだけでなく、マラケシュとかカルカソンヌとかいろいろ。 大喜利会に参加したり、大喜利勢と遊んでみて思ったことを書いてみます。 ★「私の世界の見方」は大喜利慣れしている人向けではない 大喜利ゲームの代表格(?)『私の世界の見方』。 大喜利友達はお題カードを見て「いいお題ばっかりやん!」と言っていました。 ただ、単語が書かれたカードを選んで回答するゲームなので、ふだん大喜利に慣れている人にとっては自由に回答できず物足りないかもなーと思いました。 個人的には、ボードゲームに慣れていない非大喜利勢の人とパーティー感覚で遊びたいタイトルです。 ★大喜利勢でも喋りが得意な人と苦手な人がいる 大喜利をちゃんと見たことがない時の私は 「大喜利勢って笑いと喋りが好きな賑やかな人たちなんだろうなぁ」 と思っていましたが 今は 「だいぶ無口な人とめっちゃお喋りな人がいる(両極端だ)な…」 と思っています(あくまで関西圏内の話ですが)。 よく考えなくても当たり前なのですが、いろんな人がいますね。 長々と話すのは苦手そうだけどさりげない一言がめっちゃ面白い、という人もいたり。 あと、大喜利会のために全国を飛び回る フットワーク軽い人がけっこういるみたいです 。ボドゲ界隈でも会のために遠征という話、たまに聞きますね。そこでしか味わえない空気があるんだろうなぁ。 大喜利会では回答 をパネルに書いて出すものだけでなく、スクリーンに映された画像を見て一言いうとか、二人組になってそれぞれ上の句と下の句を作って回答するペア戦とか、いろんなシステムがありました。 喋って盛り上がる感じではないし、独特の雰囲気(カルチャー、愉しみ方というニュアンスに近い)なことが意外でした。 「喋りが面白い人の『知ったか映画研究家』を聴いて楽しみたい」と思っていましたが、喋りが面白いというのは大喜利とは別の話かもしれません。即興で話す、も然り。 思い出 大喜利友達

トリックテイキングふつかめ。(ビッドについて)

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トリックテイキングいちにちめ。 では、トリックテイキングゲームのおおまかな流れと切り札について書いています。 この記事の説明図の右下で「ビッドを行うゲームがあります」と触れていますが、今回は「ビッド」についていろいろ書いてみます。 また、自作の「オーヘルを遊ぶときに便利なセット」とのPDFをアップしています。 「ビッド」は 自分が取る トリック数を前もって宣言 することです。 カードに点数が割り振られているゲーム(ポイントトリックゲーム)では、トリック数ではなく点数を宣言することもあるみたいです。 あと、以前遊んだ「辛いだけでいいのか」というゲームが楽しかったのですが、それはトリックによって一番多く取るスートと一番取らないスートをビッドするというものでした。 ビッドとぴったり同数のトリックが取れれば得点が入ったり、外したらペナルティで減点になったり。 どれだけ勝てるか「予想する」と言うとわかりやすいですが、私は 「頑張ってちょうどこれだけ勝つぞ~!」 という「目標」に近いと思っています。 ビッドゲームは、トリックを取ったり取らなかったり、出すカードを考えて調整するのが楽しいです。 例えば3をビッドして3つめのトリックを取ったあと 「これ以上トリックを取ったら宣言から外れちゃう!」 ということがあります。 この時 、 あえて負けられそうなカードを出したりします。 1トリックも取らないことを「ミゼール」といい、ビッドを「ゼロ」と宣言してトリックを取らないようにプレイすることもあります。 手札に切り札のスートなどの強いカードがあれば「マストフォロールールだから最初のほうでこのカードを出せばほぼ勝って、次のトリックでリードになれるからこのカードをリードで出して…」と計画したり。 もちろん完全に成功する計画はなく、予想外の展開でぼろ負けすることもありますが、それが楽しいです。 ビッドするゲームは、個人的にはあまりハードルが高くないと思っています。 確かに、トリックを取ったり取らないようにしたりの調整はこつを掴まないといけませんが カードの強さが複雑(切り札のうえにさらに切り札があるとか、例外になるパターンがあるとか)だったり得点計算方法が複雑なことのほうが「このゲームむずいなぁ」と思うので、「オーヘル

カードゲーム「人喰い屋敷」の魅力

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(この文章は Trick -taking games Advent Calendar 2017 の12日目の記事として書かれたものです) トリックテイキング初心者の私がアドベントカレンダー2017に記事を寄せていただけることになり光栄です。ありがとうございます! (トリックテイキングという言葉をご存知ない方へ、おおまかな流れを図にまとめたものがあります。 こちら ) 私の好きなゲームを紹介しようと思います。 特殊な要素が多いのでトリックテイキング熟練者向きだと思います。しかしその分、周りにトリテ好きさんがいたらぜひ一緒に遊びたいタイトルです! 人喰い屋敷 (2016年/おいしいたにし) 実はこちらのサークル「おいしいたにし」さんのファンです。 おいしいたにしさんと土屋邦彦さんの二人組で、おいしいたにしさんはその世界に没頭できるゲームブックを、土屋さんは和風ホラーをテーマにした小箱のゲームをデザインされています。 さらに、ゲーム内のイラストやパッケージなど すべての制作を作者さん自身が担当 されています 。 - - - - - -  - - - - - -  「人喰い屋敷」のシステムは… ★ マストフォロー だけど、リード札と スートが違っても数字が大きい人がトリックに勝つ 。数字が同じだったらスートの強さで決める(スートは3つあります) ★ ポイントトリックゲーム 。得点札があり、勝敗は全トリック終了時に獲得している得点札の枚数で決まる。 ★特殊なカードや条件があり、得点札の獲得を左右する。 といった感じです。 - - - - - -  - - - - - -  いちおしポイント ★子供たちがお化け屋敷を探索するというテーマのゲームです。「お化け」や「武器」のカードと、「逃げる」や「たたかう」のイベントがテーマに合っていて 映画 チック ! ★ 土屋邦彦さんの イラスト が怖くもどこか懐かしい雰囲気です。お化けカードの中にはなかなかマニアックな妖怪もいて、そのアートが秀逸。 トリックテイキングゲームはスートや数字の部分にばかり目がいきがちですが、「人喰い屋敷」はぜひ手札をじっくりと眺めていただきたいです! ★3〜4人用のゲームなのですが、「3人プレイならプチ正体

boyaki2

ボードゲームの楽しさって、遊んだタイトルとその時のメンバーの化学反応だ、と思いました。 好きなゲームを聞かれて、システムが面白いとか何度も遊びたくなるタイトルはあるのだけど 充実感や楽しい思い出はそれ以上に好きで、言葉で表せないです。 すごく楽しかった日、どうしたら杜の家アンプラグドがいつもこんな感じになるかなーと考えるけど、あくまで私が楽しかっただけだしコントロールもしようがないです。 単にメンバーが良い・悪いという話とはまた少し違って、その日だからこそ起きることや展開や気持ちも含めてゲームなんだなと思います。 (でもメンバーによってゲームが重ゲーにも軽ゲーにもなりえるというヨシダさんの言葉には頷ける) だから杜アンはゲーム会というより時間という感覚で開催しています。 似たことで、いや、似ていないかもしれませんが 対人関係で「この人はこうだから … 」ではなく「この人は今こういう事をする時期なんだな」って考えることで 楽しくなる可能性を減らさずにいられる気がします。 性格はあれどできるだけ。 これは自分にも当てはまることで、そういう時期だと思えば自分を責めたり嫌いにならずにすむかも。

お正月に、ごいたをしたい。

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あっというまに年末ですね。 お仕事で年賀状デザインの制作案件が増えてくる時期になりました。 能登町宇出津の伝承娯楽「ごいた」の駒をあしらったポチ袋の展開図を作ってみました。 最近は家庭用プリンタで印刷できる和紙風の素材紙も電気屋さん・資材屋さんに売られているので、お年玉入れなどにお役立ていただければと思います。 ポチ袋 展開図 PDF  (A4で2つ作れます) (このデータの利用は個人的な範囲にとどめていただき、営利目的での使用やデータの二次配布はお控えください。) 「ごいた」は 能登ごいた保存会 様の方で商標登録がなされており、能登ごいた保存会 様と 日本ごいた協会  様では「ごいた」の普及継承に努めておられます。 お正月に家族で伝承娯楽を遊ぶのは、雰囲気があっていいだろうなぁと思います。 杜の家には貴重な竹製のごいたの駒があります。 4人集まったときは遊びましょう◎

boyaki

イベントをする理由、人によって様々だと思いますが、私の場合は「自分が遊びたいから」です。でも当日になると「今日会える人たちとどう遊ぼう、どうしたらみんなで楽しくできるかな」って気持ちに変わっているなーと気づきました。

バンプ・オブ・チキンフットな日

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2017/11/28、ダイスゲームとドミノゲームをする「Dの日」というイベントを開催しました。 ヘックメック(さいころを使ったゲーム)やチキンフット(ドミノゲーム)などをしました。偶然トリつながり&タイルを使う。 さらに偶然ですが、その日は「中学生のころBUMP OF CHICKENのCDをデッキで巻き戻して隠しトラックを聴いていたなぁ」ということを思い出して、日中はYou●ubeでそれを聴きながら仕事をしていたのです。元気出ました。 CDを デッキで 聴いていた 世代です 「Dの日」ははじめてお会いする方やふだんアナログゲームを遊ばない方にも来ていただき、ドミノが好評でよかったです。 私が初めて遊んだ〝倒さない〟ドミノゲームは「カンテット」でしたが、なんとなく計算方法が理解できず、「チキンフット」のほうがはじめての人にすすめやすそうだなー(手札を並べて出す、というのはトランプの「七並べ」をイメージしていただけたら!)と思い、Dの日で遊んでみました。 「チキンフット」のゲームの流れを自分なりに図にまとめました。 ちょっと文字が多くなってしまいました。左側の「ドミノタイルについて」だけでも読んでいただけたら、、 チキンフットはW9で遊ぶのが望ましいのですが、日本国内では入手しづらいので 紹介したところで遊べる機会があまりないかもしれません。 ゲーム会などでW9・W12のドミノを見つけたらぜひ遊んでみてください。 W6でも楽しめるゲームも色々あるようなのでやってみたいです。 私は「大は小を兼ねるぞ!」と思い、アメリカアマゾンでW12のセットを買いました。 「メキシカントレイン」というゲームができるセットで、汽車のコマなどがついてきます。アメリカの家庭でポピュラーなドミノゲームで、こちらも楽しいです。 W9のドミノゲームで使えるスコアシートも作成しました。 10ラウンドの記録ができるシートなので、ドミノ以外でも。よかったらお使いください。 スコアシート ドミノW9用(PDF A4) (6人以上で遊ぶ時は切り離さずに使うとよかばい!)